公開日 2022/07/22
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)については、ワクチン接種後の持続的な疼痛が特異的に見られたことから、厚生労働省の勧告に基づき、積極的勧奨を一時的に差し控えられ、有効性や安全性等について継続的に検討されていました。
最新の知見を踏まえ、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、厚生労働省通知を受け令和4年4月より定期予防接種の個別勧奨を再開することになりました。
積極的な接種勧奨を差し控えている期間に接種機会を逃してしまった方を対象に、令和4年4月1日~令和7年3月31日までの期間、あらためて子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)のキャッチアップ接種を実施します。
キャッチアップ接種の対象となる方と保護者の方は厚生労働省作成のリーフレットをお読みいただき、ワクチンの有効性や安全性、リスク等について十分にご理解いただいた上で、接種についてご判断くださいますようお願いします。
※与那国町では、今後キャッチアップ対象者(平成9年度生まれ~平成17年度生まれの女性)へ接種のご案内を送付する予定です。ご案内が届く前に接種を希望する場合は、与那国町役場長寿福祉課(☏0980-87-3575)までお問い合わせください。
《厚生労働省作成リーフレット》
【平成9年度生まれ~平成17年度生まれ】までの女性へ大切なお知らせ[PDF:1.85MB]
《関連リンク》
厚生労働省 ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~(外部リンク)
沖縄県 子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)について(外部リンク)
接種の対象となる方
接種時点で本町に住民票があり、次の2つを満たす方
〇平成9年4月2日~平成18年4月1日生まれの女性(※1)
〇過去にHPVワクチンの接種が未接種または合計3回受けていない(※2)
※1 このほか、平成18・19(2006・2007)年度生まれの方は、通常の接種対象の年齢(小学校6年~高校1年相当)を超えても、令和7年3月末まで接種できます。
※2 過去に接種したワクチンの情報(ワクチンの種類や接種時期)については母子健康手帳や予防接種済証等でご確認ください。
接種費用
無料(全額公費負担)
ワクチンの種類と接種スケジュール
公費で接種できるHPVワクチンは2種類(サーバリックス®、ガーダシル®)あります。
決められた間隔をあけて、同じワクチンを合計3回接種します。
ワクチンの種類 | 接種回数 | 標準的なスケジュール |
サーバリックス® (2価) |
3回 |
2回目:1回目の接種から1か月後 3回目:2回目の接種から6か月後 |
ガーダシル® (4価) |
3回 |
2回目:1回目の接種から2か月後 3回目:2回目の接種から6か月後 |
公費で受けられるHPVワクチンは、子宮頸がんを起こしやすいタイプであるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。このことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
ワクチン接種後に症状が生じた方に対する相談窓口及び救済制度について
HPVワクチンのキャッチアップ接種は、予防接種法に基づく接種になります。
協力医療機関の受診については、接種を受けた医師またはかかりつけの医師にご相談ください。
HPVワクチンに限らず、接種によって医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障害が残るなどの健康被害が生じた場合は、申請し認定されると予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)を受けられます。
給付申請を検討する場合には、診察した医師、保健所、お住いの市町村の予防接種担当課へご相談ください。
※救済に当たっては、その健康被害が予防接種によって引き起こされたものか、別の原因によって起こったものなのか、専門家からなる国の審査会で、因果関係についての審議が行われます。
※予防接種健康被害救済制度の詳細については、「予防接種健康被害救済制度について」をご覧ください。
《HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談》
・厚生労働省 感染症・予防接種相談窓口 ☏050-3818-2242
受付日時 平日(月曜日~金曜日)午前9時~17時(土日祝祭日、年末年始除く)
担当課
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